慣れないうちは、「服装」「場所」で「心理」を予測しよう
人の行動を分析すれば、人の心理が予測できますが(参考:「人の心理は「行動」に現れる」)、実は、思うほど簡単なことではありません。
というのも、ある1つの行動が、1つの心理を現しているわけではないためです。
どういうことでしょうか。
たとえば、ある女性の以下の行動に着目してみましょう。
「行動A」:街中を、ゆっくり、あてもなく歩いている
この行動から、たとえば、以下のように様々な「心理」が考えられます。
「心理1」:「退屈。何か刺激的なことが起きないかなー」
「心理2」:「待ち合わせの時間まで暇だなー」
「心理3」:「行きたいところがあるんだけど、天気もいいし、ゆっくり行こう」
この女性の足元を見たら、靴が汚れていたり、磨り減っていたりしたとします。
「行動B」:汚れていたり、磨り減っていたりする靴を履いていた
「汚い靴を履く」という「行動」から、たとえば、以下のように様々な心理が考えられます。
「心理4」:「深く考えるの、めんどくさい。強く押されると、いつもOKしちゃうんだよねー」
「心理5」:「本当は靴も新しくしたいんだけど、お金がないから、仕方がない…。」
「心理6」:「この靴、お気に入りなんだよねー汚いけど、つい履いてしまうよ」
このように、1つの行動から予測できる心理は複数あります。
ところで、女性の心理を読むためには、いくつもの行動を組み合わせる必要がありました(参考:「人の心理は「行動」に現れる」)。
上記の行動Aと行動Bを組み合わせて、女性の心理を言い当てる確率はいくつだと思いますか。
女性の心理が的中する確率は、「3分の1×3分の1×100=11%」になりますね。
話を簡単にするため、それぞれの行動の裏にある「予測できる心理」は、それぞれ3つしか考えませんでした。実際は予測できる心理は3つ以上あるでしょうし、観察すべき行動も、AとBの2つだけではありません。
だから、実際は、女性の心理を正確に的中させる確率は、極めて低くなります。
だから、人の行動を分析すれば、人の心理が予測できますが思うほど簡単なことではないと書いたのです。
なのに、なぜ、ナンパ師や合コン・パーティーに強い人間は、女性の心理を読んで、即、準即などができるのでしょうか。
それは、「経験」から来る「勘」があるためです。
星の数ほどの女性を口説いて、無数の失敗を重ねているがゆえに、正解を言い当ててしまうのです。
とはいえ、普通は、そこまで女性を口説くスキルは必要ありませんので、「なんとなく」、女性の心理が読めるようになるといいでしょう。
そこで、お勧めしたいのが、「服装」と「場所」です。
なぜならば、この2つだけで、様々な心理がわかるためです。
どういうことでしょうか。
「服装」「場所」で「心理」を予測しよう
服を買うには、最低限、以下の2つの行動をします。
・服を買いにいく → どの街で服を買うのか
・店に行く → どの系統の服を買うのか
だから、たとえば、Aさんが、東京で、清楚系の服を買ったならば、2つの心理が読み取れます。
まず1つ目。
Aさんは、代官山、新宿、池袋、東京、恵比寿など、様々ある街の中から東京を選んでいるということでもあります。
それぞれの街にはカラーがあるので、そのカラーから、Aさんの心理が推測できます。
・東京:OLのイメージ。新丸ビルなどセレブなイメージもある。
次に、2つ目。
Aさんは東京駅にある様々な服から、「清楚系」を選びました。
同系統の服装を好む傾向があります(もちろん、100パーセントではありません。あくまで傾向です)。そこから、Aさんの心理が推測できます。
・清楚系:同じく清楚な服装の男性を求めている。
このように服装を見るだけで、Aさんの心理がわかって、以下のような戦略を立てることができてしまいます。
・普段から、丸ビルなどに行き慣れていて、そういうところには、うんざりしているかもしれない。デートのときは、行き慣れていなさそうな六本木のオシャレな店を選ぼう。
もっと、心理を知ろうと思えば、Aさんが読みそうな女性誌を買って読みます。
女性は、特に人の意見に左右されやすく、マスメディアを妄信してしまうので、たとえば雑誌に、「×のようにして、ワンナイトラブした」のような特集があれば、その方法に影響されてしまいます。だから、女性誌の恋愛に関する内容を、覚えておいて損はありません。
なお、女性の服の系統などが分からないならば、以下のようにするとわかります。
■女性の服の系統を知る
(例)以下のようなサイトを見ます。
ttp://uguisu.skr.jp/trend/fashion/woman.html
■google画像検索で、実際、どのような服装なのかを見る
(例)「ガーリッシュ系」と画像検索します。
■その系統を取り扱っている雑誌を買って読んでみる