人は、「表情」から相手の気持ちを察しようとする習性があるとは?
「異性と2人で食事に行ったとき、何を話しても相手は無表情」という状況を想像してみてください。相手は、自分のことを、どのように思っていると思いますか。
「自分には気がない」と考えるのではないでしょうか。もう食事を中断して、途中で帰ろうとさえ、思ってしまう人もいると思います。
私も、昔は同じように考えていましたが、実は、そうではないということを知りました。つまり、「無表情」というのは、必ずしも自分に気がないサインではなかったのです。「無表情=自分に気がない」というのは、私の勝手な思い込みだったのです。
でも、なぜ、無表情や、嫌そうな表情をする人がいるのでしょうか。
それは、大抵、「緊張」です。
緊張していると、どうしても、表情が硬くなって、結果、無表情になったり、嫌そうな表情になったりするようです。「自分は無表情じゃない」と思っている人も、実は、緊張して、無意識で、無表情だったり、嫌そうな表情をしていたりするかもしれません。
つまり、以下の状態が起きているわけです。
・「相手が無表情」
(あなた)相手の表情から、自分に気がないのではと思ってしまう
(真実)相手は単に緊張しているだけ
このように、人は、相手の「表情」から気持ちを察しようとする習性があります。
だからこそ、気をつけるべきことがありますよね。
そうです。自分の「表情」です。
相手もまた、あなたの表情から、あなたの気持ちを察しようとします。
緊張していて、無表情なだけなのに、相手は「私に気がないんだ」と思って、あなたから遠ざかるかもしれませんので、注意が必要です。