単純接触仮説とは?
学生時代ならクラスやバイト先にいた人、社会人になってからは職場にいる人……誰しも1回は、「身近にいる人」のことを好きになったことはあるのではないでしょうか。
私の個人的な体験談ですが、「医者と結婚する」と断言していた当時25歳くらいの女性、「年収700万円は少ない」と言いつつ、様々な男性とデートを重ねていた女性いずれも、結局は、三流会社の同僚と結婚したり付き合ったりしたようです。お金を持っている男性よりも、身近な男性を選んだわけですね。
このように、人は、「身近にいる人」に好意を持ちやすい習性があります。
実際、心理学でも、R.J.モアランド、R.B.ライアンズによる単純接触仮説があります。単純接触仮説とは、第一印象で悪いイメージがなければ、人は、顔を合わる頻度が増加するほど、好意を持つ傾向があるという仮説です。
というわけで、経験談からも、心理学からも、「人は身近な人に好意を持ちやすい習性がある」といわれています。
ちなみに、この心理は「異性を口説くには、どうすればいいのか?(環境)」のところで役立ちます。通常、出会いのイベントだけだと、何度も顔を合わせることができない一期一会の関係です。だから、何度も顔を合わせる環境を作ることで、ジワジワ、異性を好きにさせることができますが……具体的なメソッドは、別のページで説明しています。