抽象的な悪口は絶対に避けよう!

「twitterで、頻繁に、つぶやいているヤツなんて、薄っぺらで、友達が少なくて、暇人で、人間のクズ!」

冒頭の文を読んで、どう思いました?
私のように、頻繁に、つぶやいている人は、「俺のことか?悪かったな!なんて思ったことでしょう。 でも、実は、冒頭の文を書くに至った経緯は、以下だったら、どうですか?

1.頻繁にtwitterで、つぶやいている山田さんと話して、ものすごく立腹!
2.その怒りをtwiterで、ぶちまけて、冒頭の文を書いた。
3.つまり、冒頭の文は、皆さんではなく、山田さんという特定の人物に対する悪口

「なんだ。俺の悪口じゃなかったのか〜」なんて思うのではないでしょうか。

……意外だと思うかもしれませんが、人は、人の話を聞いているとき、自分のことを考えていることが多々あります。 どういうことか?

人は、人の話を聞いているとき、自分のことを考えている

たとえば、デートのとき、私が、「そういえば、ターミネーターって映画、オモロかったで!シュワちゃん、ああ、シュワちゃんって、わかんないね。アーノルド・シュルル?シュワワ?」なんて話していたとしましょう。
すると、相手の頭の中は、実は、ターミネーターではなく、相手が面白いと思った映画を思い浮かべていることが多々あります。

(私の話)面白い「ターミネーター」という映画
(相手の頭の中)相手が面白いと思った「ロッキー」という映画

実際、心理カウンセラーのテクニックに、「相手に母親の話をさせたければ、母親の話をしろ」ってのがありますし。
※)自分が、自分の母親の話をすると、その話を聞いている相手は、相手の母親を想い出していることが多く、あとは、相手に話させるキッカケを作れば、相手は相手の母親の話をはじめるというわけですね。

この心理、何に使えるのかというと、様々なところで使えます。

(例)会話に気をつける
気を遣って、悪口を抽象的にすると、聞いている人は、「自分のことでは?」と思うようになります。
なので、どうせ悪口を言うなら、具体的に…じゃなくて(笑)、悪口をいうのはやめましょう。

(例)ネットでの発言に気をつける
悪口は、抽象的に書くと、ほとんどの人が「俺のことか?」なんて思ってしまいます。たとえば、特定の誰かの悪口をいうために、「サラリーマンなんて最低な職業だ」といえば、サラリーマンみんな、悪口を言われたと思ってしまいます。だから、抽象的に書くのは良くないです。かといって、「山田みたいな人間、××でダメだ!」なんて具体的に書くと、名誉棄損などになるので、結局、悪口を書いてはダメなんです(と自分に言い聞かせる)

(例)プライベート
恋愛で、口説くときに利用できます。かなり使えます。

というわけで、ネットでの発言に気をつけてくださいね。
mixiやtwitterって、プライベートのことを書きがちなので、つい悪口も……ってなりますから。

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