マッチングさせることが基本で、最重要

マッチングさせることが基本で、最重要

人脈構築、会話、人間関係、恋愛、ビジネス…。全てにおいて、マッチングさせることが基本で、最重要です。どういうことでしょうか。
ここでは、2つ例をあげて説明します。

マッチング〜パート１

ものすごく、何かを食べたくなるときってありますよね。
さて、たとえば「口の中が中華料理」になってしまって、何が何でも中華料理を食べたくなったときのことを想像してみましょう。
今、友人宅にいて、そこに料理人Ａさんが現れたとします。料理人Ａさんは「1万円で料理を作る」と提案してきました。たまたまロトで100万円当たって、「1万円って高いけど、美味しい中華料理を作ってくれるなら料理を作って欲しい」と思ったとしましょう。
以下のような料理人Ａさんに、料理を作って！」って頼みますか？

・料理人Ａさん： 「中華料理、イマイチ、苦手なんだよね。チャーハン、何度作っても、ベトベトにするんだよ（笑）」

お願いしないですよね。
「帰れ！」って言いたくなると思います。
でも、実は、料理人Ａさんは「和食」のプロフェッショナルだったら、どうですか？
「中華料理を食べたい俺のところじゃなくて、無性に和食を食べたい人のところに行けよ。もしくは、俺が無性に和食を食べたくなったときに来てくれよ。そうすれば、すげー、感謝されるんじゃね？」って思わないですか。

結局、何が言いたかったのか。
要は、あなたや、あなたが販売している商品を求めている人に売り込めってことです。言い換えると、あなた、もしくは、あなたが販売している商品に、マッチングした人に売れってことです。そうしないと、あなたが、どれだけ素晴らしい人であっても、また、あなたの商品がどれだけ素晴らしいものでも、見向きもされませんから。
マッチングって大切なんです。

マッチング〜パート２

またまた独身男性の話になりますが、架空の人物の話です。
さて、「絶対に、有名企業勤務の男性と結婚する」と思っている独身女性Ａさんがいたとします。そこに、独身男性Ｂさんがやってきて、Ｂさんは、終始、このような話をしていました。

・独身男性Ｂさん： 「俺の夢はビックになること。絶対、武道館でライブをするぞ！」

女性Ａさん、きっと男性Ｂさんを相手しないでしょうね。きっと女性Ａさんは、「そういう夢を追っているのが好きな若い女性のところに行けよ」と思いますよね。
しかし、実は、このＡさん、大手企業勤務だと、どう思います？
終始、「ビックになって武道館でライブする」って言っているのに、実は、大手企業の勤務。女性Ａさんを口説くとき、武道館の話じゃなく、「企業名を出せよ」と思いますよね。

結局、何が言いたかったのか。
人って、「これが欲しい」って欲求があります（欲求がない人のことは後述）。
また、人、モノ、サービスには、いろんな側面があります。

ある人に、人、モノ、サービスを売り込むとき、いろんな側面のうち、売り込もうと思っている人の「欲求」とマッチングする側面を前面に押し出さないといけないといいたかったのです。

先ほどの例でいうなら、独身女性Ａさんの「欲求」は、「有名企業勤務の男性と結婚するぞ」です。
一方、Ａさんに自分を売り込もうとしている独身男性Ｂさんには、「ビックになって武道館で歌う」という側面もあれば、「大手企業勤務」という側面もあります。
そうならば、独身男性Ｂさんは、女性Ａさんの欲求にマッチングする「大手企業勤務」を前面に押し出す必要があるということです。
マッチングって大切なんです。
※）もっともそれだけではないですけどね。

マッチングさせるためには相手のことを知る

自分や商品とマッチングする人に売り込むために、もしくは、相手の欲求と、自分の持っている側面をマッチングさせるために、「相手のことを知る」ことが重要です。
マッチングしない人に、いくら営業をかけても効果がないですし、相手の欲求とマッチングしない側面を前面に出せば、同じく効果がありませんから。

孫子の言葉。
「己を知り、敵を知れば、百戦連勝」通りですよね。

ただ、相手のことを知るってのが、なかなか大変です。
オデコに「〜を求めています」ってプレートがあるわけじゃないですから。
そのためには、ターゲットとする層への調査を繰り返すしかないのいですが。

マッチングは、あらゆることに通じる

「何を当たり前のことを言っているんだ？」って思ったことでしょう。
でも、あなたは、実生活で、この「当たり前のこと」が出来ていないかもしれません。
実は、この話はあらゆる局面で出てきますが、それに気が付いているでしょうか。
たとえば、恋愛も含む人間関係も、このマッチングが重要です。

＜マッチング〜パート１の話＞
よく「モテ」とかいわれていますが、イケメン目当ての女性に、普通の男性がいくら言い寄ってもダメですし、かつてイケメンに遊ばれて「イケメンは懲り懲り」と思っている女性に、イケメンが言い寄ってもダメです。

「欲求」がない人

欲求がない人は、説得のテクニックを知っていたり、トークが凄ければ、モノを売りつけたりすることができます。何かの本に書いていたことですが、「営業トークを黙って聞いている人の方が買う」です。
確かに。