人は、助け合いの精神と金儲けを切り離す(社会規範と市場規範)
街を歩いていたら、偶然、友達を見かけました。友達は、やたら重そうなバックを持っています。友達は、あなたを見るやいなや、以下のように言ってきたとします。どうします?
このバック、運ぶのを手伝ってくれないかな?お願い!
まあ、手伝いますよね。
手伝おうとして、友達に近寄ったら、以下のように言われると、どうですか?
千円あげるからさ。手伝ってよ。
何か、ムカっとしませんか?
「友達なのに、千円って…」ってガッカリしますよね。
社会規範とは、助け合いの精神とでもいえばいいのでしょうか。誰かが困っていたら無償で助けようとする精神です。
市場規範とは、まさにビジネス。労力に見合うだけの対価としてお金を貰うという考えです。
通常、社会規範と市場規範は共存できません。
だから、先程の例では、以下のようになったわけです。
・友人が困っている
・無償で手助けしようと思う(社会規範)。
・でも、友人から報酬を提案される(市場規範)
・ガッカリする(社会規範と市場規範は共存できないため)
この社会規範と市場規範を混同させて、失敗する人が多々います。
その話は別のページで。