人は、他人の気持ちがわからない
昔、女友達に、「こういうことがあって、腹が立った」と話したら、「そんなこと大したことないじゃない」って言われたんですよね。
で、その子から、「こんなことがあって、ほんと、辛かった」と聞かされたのですが、今度は私が「なんで、そんな些細なことが辛いの?」と思いました。
きっと以下ような式が成り立つのでしょう。
(他人事)=(自分事)÷100
※)100は適当な数値です。
つまり、人から「こういう辛いことがあって……」と聞けば、あなたが「そうなんだ。大変だったね」と思う気持ちの100倍、その人は苦しんでいるということでもあります。
(自分事)÷100=(他人事)
※)100は適当な数値です。
つまり、人に「こんな辛いことがあって……」と話しても、その人には、あなたの気持ちの100分の1程度しか、伝わっていないということでもあります。
「そんな些細なことで、怒るな」
「うじうじするな」
励ます意味で言っていればいいのですが、もしそうではなく、本気でそう思っているなら、気をつける必要があるということです。
仕事でも、この式は役立つ
たとえば社内や社外の企画の提案のときも、大切なのが、先ほどの以下の公式。
(自分事)÷100=(他人事)
※)100は適当な数値です。
「この企画はいい」と思う気持ちで提案しても、その気持ちの100分の1しか、相手に伝わっていません。だから、企画書をつくるときは、自分の気持ちが100伝わるように綿密につくらないといけないわけですね。
「なんで、部長、オレの提案を聞いてくれないんだよ」のように思っているなら、ひょっとして、あなたの気持ちが部長に伝わっていないだけなのかもしれません。