サンク・コスト効果(コンコルドの誤謬)を人間関係や恋愛に生かす
最近、よく耳にするコストコ。
「コストコ(年会費4200円) VSスーパーの会員(会費無料、ポイント還元)」で、コストコが勝っているようです。
なぜか?
やっぱ、サンク・コスト効果(コンコルドの誤謬)なのでしょうね。
以下のような心理が働くのでしょう。たぶん。
「年会費を支払っているから、コストコに行こう」
「スーパーの会員証、どっかいっちゃったよ。無料だし、まあいいっか!」
というわけで、以下ではないでしょうか。
・商売では「年会費」を支払わせるのがいい。
・年会費が高額の方がドツボにはめやすい
※)ただ、高額にすれば、入会が難しく、すぐに解約されるリスクもあるので、バランス。
この辺の話は、よく耳にするので多くの人は知っていると思います。
さらに発展させます。
人間関係に利用
かなり前に、人に好かれるコツを紹介しました。
それは何かというと「頼ること」。
とにかく、上司なり、先輩なりに、頼るんです。そうすると、好かれやすくなります。
これも、サンクコスト効果を考えると理にかないますよね。
だって、以下ですから(たぶん)。
・上司なり、先輩なりは頼られると、あなたのために動く
・すなわち、あなたのために労力を支払うようなもの
・その労力が大きければ大きいほど、無駄にしたくはないと考える
・あなたのために、益々、動くようになる
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恋愛に利用
恋愛にも利用できるのではないでしょうか。
たとえば、あなたが女性ならば、以下の状況を作り出すことです。
「ふたりで食事に行って隙は見せるけど、なかなか口説けない」
お金と時間をつぎ込めばつぎ込むほど、それを無駄にしたくないと感じます。
ムキになって、口説こうとするのではないでしょうか。
そのうち、以下のように考える男もでてくるでしょう。
「それだけ、お金と時間をつぎ込んだんだから、魅力的に違いない」
私は、こういうことをされると、すぐに冷めますから、すべての男性に通じるわけではなさそうですけどね。
あなたが男性ならば「とにかく寝ること」です(笑)
<女性の心理の変遷>
あなたのことを、そんなにいいとは思っていない
→あなたと男女の関係になる
→あなたのことを好きなのかも!?と思うようになる
女性にとって「男女の関係になった=コストを支払った」わけですから、サンクコスト効果の観点からも理にかなっています。
もちろん、泥酔させるとか非合法だと意味がありませんので、あしからず。
ちなみに、長年付き合っている彼氏、彼女、結婚相手が不義理を働いても、謝罪されればつい許してしまうのも、きっとサンク・コスト効果なのでしょうね。
期間が長いほど、これに、はまりやすいのでしょう。
(これだけ長い間、付き合ったのだから、それを無駄したくない)。