質問返し(カウンタークエスチョン)
強弁ではなく詭弁の方だと思いますが、「質問返し(カウンタークエスチョン)」も厄介です。
質問返しとは、質問に質問で答えるってやつです。
これは、よく見かけますよね。
つい先日、私も使いましたし(笑)
Aさん:「何歳なんですか?」
わたし:「いくつに見えます?」
・・・この場合、「わたし」という人は、年齢を言いたくないんですね(笑)
質問返しをするとき1
Aさんと、Bさんが会話していたとします。
Aさん:「何歳なんですか?」
Bさん:「年齢ですか・・・。人の価値って、年齢で決まると思いますか?」
Aさんの会話のテーマは「Bさんの年齢」、Bさんの会話のテーマは「人の価値が年齢で決まるのか」。
Bさんは、質問返しをすることで、テーマをそらしているのですね。
Aさんが、バカ正直にBさんの質問に答えたとしましょう。
Aさん:「やはり年齢を重ねるほど、経験も増えるので、価値があるのではないでしょうか」
Bさん:「いい加減な人生を送っていたとしても、年齢を重ねるだけで、経験が増え、価値も上がると?」
もう、Aさんの会話のテーマである「Bさんの年齢」は消え失せています。
こうやって、話を逸らす時、質問返しをします。
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質問返しをするとき2
いきなり以下のように質問されると、怖くないですか?
警察官:「×時△分、新宿駅前にいましたよね?」
これから、警察官は、あなたに何か言ってこようとしている、この質問に答えることで、自分に不利になってしまうかもしれない・・・容易に想像できます。
だから、質問返しをします。
あなた:「なんで、そんなことを聞くんですか?」
こうやって、相手の意図が読めないとき、質問返しをします。
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質問返しの対策には「元の質問に戻せ」とありますが・・・。
質問返しの対策として、「元の質問に戻す」というのが有名です。
Aさん:「何歳なんですか?」
Bさん:「年齢ですか・・・。人の価値って、年齢で決まると思いますか?」
Aさん:「いや、ただ単純に何歳なのか、知りたいだけなんですが・・・何歳ですか?」
でも、この対策、使えないことが多いですよね。
相手からも、さらに質問返しをされると、キリがなくなりますから。
Bさん:「だから、言っているじゃないですか。人の価値って、年齢で決まると思いますか?」
こうやって、質問、質問返しの応報を繰り返していくと、最終的には、「相手に嫌われてもいい」「交渉を打ち切られてもいい」「何事も強引」などの「立場の強い方」が勝ちます。
要は、ジャイアンが勝ってしまうわけですね。
質問返しには「人の評価」を利用しよう
私は、「コイツ、しつこいなー」「コイツ、ジャイアンだな」と思えば、「人の評価」を利用します。
※)人は、人の評価を信じる
具体的には、私は、2つフレーズのいずれかを使います。
まずは、1つ目。
「質問には質問で返すなっていうのが、一般常識ですよね?」
「一般常識=多くの人の意見=多くの人が言うことは、たとえ、それが間違えていても、真実」を利用したわけです。
次に、2つ目。
「先に私の方が質問したのですから、まずは、あなたから答えてください」
「先」が「優先」というのも、一般常識です。
ついでに「私の質問に答えてくれたら、あなたの質問にも答えます」と言います。