人は、目の前にあることしか見えない(近視眼性)

以下のうち、どちらを選びますか。
※)あんま、深く考えず、パッと選んでみてください。

A、1ヶ月間、1秒で1円の支払
B、今すぐ、200万円の支払

Aではないでしょうか。
しかし、実はAは、トータルで「259万2千円」の支払になるので、本当はBの方が有利なのです。
人は「今、目の前」にあることしか見えないので(このように、人は「将来」のことをぼんやりとしか見えず、「今」しか見えないことを近視眼性といいます)、多くの人は、「今」、痛みが少ないAの方を選んでしまいます。
※)以下のようにすれば、よくわかるのではないでしょうか。

A、1ヶ月後に、259万2千円の支払
B、今すぐ、200万円の支払

こんな極端な例じゃなくても、身近にありますよね。
そうです。割賦販売です。

A、1年後に、150万円の支払い
B、今すぐ、100万円の支払い

普通に考えれば、Bの方がいいのですが、以下のようになると、多くの人はAを選ぶんです。

A、毎月5千円の支払い(支払回数××回)
※)総額150万円の支払
B、今すぐ、100万円の支払い

近く(今)のことは見えても、先(将来)のことは、ぼんやりとしか見えないってことですから、まさしく「近視眼」という言葉がピッタリですね。

近視眼性を考慮すれば、女性におごることが大切だとわかる

「経済力がある人と付き合いたい」
そう言っていたCさん(女性)。
以下の2人の男性と知り合いました。

・Aさん
経済力があって、しっかりしている。お金の大切さを知っているので、いつも割勘で、お金を使いたがらない。
・Bさん
気風はよく、いつも美味しいレストランに連れていってくれて、驕ってくれる。いつも「オレ、ビックになるから」って言っている(でも何も実行していない)。実は経済力はなく、借金まみれ(ここはCさんにはわからない)。

普通に考えれば、Aさんは将来、成功して、Bさんは、お先真っ暗ですよね。
でも、Bさんと付き合う女性がいるんですよね。
「なぜ?」って思いますよね。
近視眼性を考えれば、こういう女性の心理がわかるのではないでしょうか。
Bさんの方が「今」楽しいんでしょうね。
だから、将来、得をするAさんじゃなく、今、楽しいBさんを選ぶのでしょう。

…女性に驕るべきかどうか、色々といわれていますが、この近視眼性を考えると、どっちがいいかわかりますよね。

男性の立場に立つと、驕った方がいいですよね。とにかく「今」、楽しい想いをさせることが重要ですから。それに、驕ると好意の返報性で、好意で返ってきますから。

人は、好意には好意で返す(好意の返報性)

逆に女性の立場に立てば、「将来」、幸せになりたければ、驕られないこと、「今」を重視しないことでしょうか。

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