人は、親しい仲にならないと、重い話題、プライベートの話題をしない習性があるとは?

あなたと初めて顔を合わせたとき、私が以下の話をしたとします。

私は自分の生い立ちを恥じていますから、今まで人には言ったことがありません。
あなたにだけ、告白するのです。
実は、私は、昔、暴走族に入っていて、喧嘩三昧の日々を送っていました。
誰かを傷つけるのは日常茶飯事。
ついには傷害罪で少年院へ行くことになったのです。
荒れていました。
でも、親にさえ見捨てられ、誰からも愛されることなく育った私には、これが普通の生活だったのです。
そして、日々、他人を傷つけながら「自分には、生きている価値はない」と思うようになってきたのです。
しかし、私は、太田先生と出会いました。
太田先生は、私のことを……生まれてはじめて、涙を流しながら、叱ってくれたのです。
そして、太田先生は、毎晩、私を家に招いてくれて、夕食を共にするようになったのです。
親にさえ見捨てられた私を、ここまで想ってくれた人は、初めてでした。
涙がでました。
そして、そのときから、私は変わりました。
一生懸命勉強して、今に至ったのです。

どうですか?
「初対面なのに、いきなり、こんな重い話題をして、非常識じゃないの?」と思いますよね。
でも、なぜ、このように感じるのでしょうか。

それは、人は、関係が浅い人(たとえば初対面の人)には「軽い話題」をしますが、ジワジワ、関係が発展していって、親友、恋人など、深い関係になると、「重い話題」「プライベートの話題」もするようになる習性があるためです。

では、重い話題、プライベートの話題とは、具体的には何でしょうか。
通常は、自分のコンプレックス、病の話、昔の恋人の話など……自分についての個人的な情報ではないでしょうか。
※)自分についての個人的な情報を相手に伝えることを自己開示といいます。

これを覚えておくと、異性を口説く上で有利になります。

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