異性に親近感を感じさせる会話を具体的に紹介

初対面に近い状況で、いきなり異性に親近感を感じさせる方法」にて、初対面の人に、自己開示すれば、時には親近感を感じさせることができます。しかも、自己開示の返報性というものがあって、自己開示すれば、相手も自己開示することがあります。自分が自己開示して、相手も自己開示すると、初対面でも、旧知の仲のような強い親近感が生まれます。
しかし、どういう話題にするのかのさじ加減が難しいんですね。
どういうことか?

さて、たとえば、以下の2つの話題。
両方とも、それなりに重い話題ですが、やはり1、2の順で、重いですよね。

1.三ヶ月前に、彼女にふられた話
2.5年間、飼っていた犬が死んだ話

もしも、異性から、初対面から、いきなり2の話……つまり「実は一週間前に、五年間飼っていた犬が…」っていわれたら、どうですか。
普通はドン引きしますよね。
一方、2の話だと、どうですか。
(もちろん、どんな異性なのかによると思いますが)同じくらい重い話を返すこともあると思います。
つまり、話題が重ければ重いほど、自己開示の返報性は狙いにくいんですね。

しかし、以下で書いたように、重い話題であればあるほど、強い親近感を持たせることができます

人は、親しい仲にならないと、重い話題、プライベートの話題をしない習性がある
人は、いきなり自己開示すると、時には深い仲だと錯覚する習性がある

要は、1のように比較的、軽い話題なら、高確率で、異性に適度の親近感を感じさせることができますが、所詮、「適度」の親近感を感じさせるだけに終わってしまいます。しかし、2のように重い話をすると、一気に「強い」親近感を沸かせることができますが、ドン引きされることもある、いわばハイリスク・ハイリターンになります。
つまり、さじ加減が重要ということです。どのくらい重い話題をするのかで、「薬」になるか「毒薬」になるかが変わるのです。
そこで、具体的に、どのような会話をすればいいのか、私の経験に基づいて紹介します。

自己開示の返報性を狙うのにお勧めの会話

自己開示するのにお勧めなのは、「会社の人間関係に関する悩み」「仕事の悩み」「友達関係の悩み」です。でも、なぜ、この3つがお勧めなのでしょうか。
それは、社会人なら、誰しも悩んでいることなので、自己開示の返報性を狙いやすいためです。どういうことか?

自己開示の返報性を狙うには、相手が抱えている心の闇と、同程度の重さの自己開示をすればいいです。具体的に、事前に、相手が友達とケンカして悩んでいると知っていれば、こちらも友達とケンカして悩んでいると話すことで、相手も自己開示してくれる確率はアップします。
だから、初対面の相手にも、相手が抱えている心の闇と同程度の重さの自己開示をすればいいことになるのですが……相手の心はわかりませんよね。相手は何に悩んでいるのかわかりません。
そこで、「会社の人間関係に関する悩み」「仕事の悩み」「友達関係の悩み」の3つなのです。
なぜなら、20代〜30代後半までの社会人なら、誰しも、この3つに悩んでいるためです。
そこで、この3つの話題をすると、高確率で、相手の悩みと重なるというわけですね。

人は、辛いとき、如何にも幸せそうな人には悩みを打ち明けにくいものなので、「(明るく、愚痴っぽくない感じで)会社で、人間関係がうまくいかなくてさ。」などと話すといいでしょう。すると、大抵、異性の悩みが強ければ、水があふれ出るように、話しだします。こうなれば、もう口説けたも同然です。
というわけで、親近感を感じさせるために自己開示は有効です。
ただ、個人的には、自己開示は、いくらでも悪用できるので、利用することはお勧めできません。
具体的には、軽い話題だと、親近感を感じさせる程度で済みますが、重い話題にすると、初対面に近い状態でも異性の心の琴線に触れて、恋人並みの親近感を得られることもあれば、徹底的に嫌われることもありますし、悪用すれば、心の操作もできるかもしれません。

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